書籍のご案内「自費攻略　トリートメントコーディネーターのいる歯科医院」

「自費攻略 トリートメントコーディネーターのいる歯科医院」

 この度、デンタルダイヤモンド社より「自費攻略トリートメントコーディネーター（ＴＣ）のいる歯科医院」を編集委員として上梓しました。

出版の目的

大きな目的は、歯科疾患が先に存在する20世紀型の歯科医療から、
「疾患がない、現れない」ようにする２１世紀型の歯科医療にどのように対応できるかの
ひとつの解決策となりうるであろうこと（つまりＴＣ）を提起したかったことです。

歯科医院のあり方を変える

現実的には歯科疾患が世の中からなくなることはありませんが、
歯科疾病が相当少なくなる世界を目指すことが可能な時代にきています。
しかし、それにはあくまでも国民が歯科医院に定期的に、あるいは「必要なとき」に

必ず訪れることが前提条件となります。
さらに言えば「必要なとき」というのは、国民が素人判断で決めるので決めるのではなく、
プロフェッショナルが決めなければなりません。
また国民の多くが「できれば歯科医院に行きたくない」と思っている現状について、

解決していかなければなりません。

歯科医院と国民をつなぐＴＣ登場   

そこで必要な役割・人材として歯科医院と国民をつなぐＴＣが登場してきたのです。

時がたつにつれ、今後その役割が重要視され、専門職としての確立がもとめられてくるのは、間違いないでしょう。

医療現場では様々な患者さんが来院するため、歯科医師歯科衛生士などの専門職は治療に従事しなければなりません。
その結果として、患者さんと十分なコミュニケーションをとるための人材が必ず必要とされるようなるからです。

一方、ＴＣは医療専門職ではありません。した がって、その担える役割には大きな制限があります。

あくまでも、健康診断を行い、治療計画を立てるのは歯科医師です。

ＴＣの役割

ＴＣの役割はその計画を患者さんにとってわかりやすい言葉で伝えてあげることなのです。

とくにインプラントなどにおいて、患者さんは治療そのものへの理解ができていても、
手術への恐怖心や術後の腫れなどについての不安をもっています。
そのような感情を取り除き、患者さんをサポートすることもできなければなりません。
本書がＴＣという来院者に寄り添う人材の育成に取り組まれる一助となれば幸いです。

内容詳細

第１章
トリートメントコーディネーター活躍の現状（２０医院の事例を紹介）
第２章
トリートメントコーディネーターの果たす役割時代背景を読む
／歯科医院における役割／求められる資質他
第３章
【座談会】 トリートメントコーディネーターの存在と患者の意識変革
第４章
【対談】 国民皆保険制度と医療への意識
第５章
価値観の多様化と医療への意識変化価値観の多様化と歯科医院の未来像／
富裕層の意識と行動他経営を改善するために何が有効か
ＴＣを置く歯科医院とその他の歯科医院との財務データの比較

購入方法

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